丹原のコートハウス

2004.06

再生+増築+中庭で構成された2世帯 この住宅は農家の納屋と住居の一部を残し、これらをつなぐ形で増築したセンターコート(中庭)のあるコートハウスです。
特に納屋は築40年以上の建物ですが、高さがあり、丸太の骨組が美しく、魅力的だったので、思い切って残すことにしました。囲炉裏のある広間(居間・食堂・台所)として再生しています。
残された建物と増築した建物は、中庭によってそれぞれの空間がゆるやかにつながれています。この中庭は中央に樹木(やまぼうし)が1本植えられている以外はウッドデッキのシンプルな屋外空間で、第二のリビングとして、それぞれの室内との繋がりと共に、様々なしつらえや利用ができることで、楽しく住むための一役になると考えています。

えひめリフォームブック 2007(エスピーシー出版)に掲載