中寺のコートハウス

2001.08

コンクリートが囲う、内に開いた木造 比較的交通量の多い道路に面した敷地に対して、建物の外周をコンクリートの壁で囲み、その他の壁と屋根等の全てを木造とした、店舗(美容室)付き住宅です。
構造体であるコンクリートの強さと安定感、木造のやさしさと繊細さを、そのまま表現した混構造の建築です。
外の雑踏を遮断する閉鎖型のコンクリート壁に対して、一転内側はセンターコート(中庭)により、ほとんどの部分が木材とガラスの構成による明るく開放的な空間となっています。
自信や風などの外力に対しては、外周のコンクリートの壁が支えてるので、木造部分には、筋かいや耐力壁がなく、木造の繊細な表現と共に、内側には大きな開口部をとることができました。