2020
2020 しまなみの杜リゾート
今治市西部の丘陵地にある住宅団地を望む高台に位置する、結婚式場&レストランである。山林を切り取られた敷地ながら、北側に残る自然林を借景に臨む庭園を中央に配し、その廻りを囲む建築である。一日一組だけの婚礼の場となる会場は内側や外側に限定せずに自由な演出ができる、非日常のブライダル空間としての建築とした。
水盤と広場
ゲスト達は待合ロビーのエントランスを通り抜け、水盤が広がる中庭に沿った約70mの軒下のアプローチデッキを歩き屋外の広場とラウンジ、そしてバンケットとセレモニーホールへと導かれる。それぞれの建築は外側でつながる。
建築に囲まれた中庭は「水盤と広場」で構成され、石積み壁を挿入した水盤は水位を変え、落水により水音と水面の揺らぎを起こす。借景の森との自然な距離感を演出した水面である。大屋根のバンケットから全面をガラスで開放された芝生広場とテラスラウンジは、宴の続きやくつろぎへの場所となる。
セレモニーへの導き
神事や儀式を執り行うセレモニーホールは床を持ち上げ、広場に向かって拡がる円状階段のテラスからアプローチする。北側のスロープに沿った石積み壁は屋根を支え、広場からは人々をセレモニー会場に導く壁として、広場やバンケット内側から見る景色となる。
セレモニーホールは門型のメガホン形状とし、内部はパースペクティブ効果で奥行き感をもたせながら、全面の開口が水盤越しの自然林と空を切り取る。
ふたつの石壁
水盤に挿入された石積みは、瀬戸内沿岸の花崗岩名産地6か所の自然石を選別し、矩形に成形してランダムに積み上げた石壁で、「創和積み」と称し造園家の匠によるオリジナルの石積みである。水面に対峙する。幾何学的な自然石の壁が周景の緑と建築を繋ぐ。
アプローチ屋根の石積み壁は乱形の自然石を積んでいる。通称「切込接ぎ」と呼ばれる乱れ積みである。不正形な石を隙間なく丁寧に積み上げ、強さと美しさの中にも柔らかさがあり、建築が自然と対峙する背景の一部となるであろう。
水盤と広場
ゲスト達は待合ロビーのエントランスを通り抜け、水盤が広がる中庭に沿った約70mの軒下のアプローチデッキを歩き屋外の広場とラウンジ、そしてバンケットとセレモニーホールへと導かれる。それぞれの建築は外側でつながる。
建築に囲まれた中庭は「水盤と広場」で構成され、石積み壁を挿入した水盤は水位を変え、落水により水音と水面の揺らぎを起こす。借景の森との自然な距離感を演出した水面である。大屋根のバンケットから全面をガラスで開放された芝生広場とテラスラウンジは、宴の続きやくつろぎへの場所となる。
セレモニーへの導き
神事や儀式を執り行うセレモニーホールは床を持ち上げ、広場に向かって拡がる円状階段のテラスからアプローチする。北側のスロープに沿った石積み壁は屋根を支え、広場からは人々をセレモニー会場に導く壁として、広場やバンケット内側から見る景色となる。
セレモニーホールは門型のメガホン形状とし、内部はパースペクティブ効果で奥行き感をもたせながら、全面の開口が水盤越しの自然林と空を切り取る。
ふたつの石壁
水盤に挿入された石積みは、瀬戸内沿岸の花崗岩名産地6か所の自然石を選別し、矩形に成形してランダムに積み上げた石壁で、「創和積み」と称し造園家の匠によるオリジナルの石積みである。水面に対峙する。幾何学的な自然石の壁が周景の緑と建築を繋ぐ。
アプローチ屋根の石積み壁は乱形の自然石を積んでいる。通称「切込接ぎ」と呼ばれる乱れ積みである。不正形な石を隙間なく丁寧に積み上げ、強さと美しさの中にも柔らかさがあり、建築が自然と対峙する背景の一部となるであろう。
