喜多台のコートハウス

2009.09

バタフライの屋根とセンターコート センターコート(中庭)をもつ平屋建て住居である。
中庭を囲み家族室と個室がゆるやかにつながり、家族の気配が適度に生まれることを、この中庭の距離感に期待したプランである。
片流れ屋根は中庭の一辺から南北方向にバタフライ型で架けられ、それぞれロフトと高い天井の家族の主室を内包している。
屋根にそって架けられ、深い軒の出をを支える登り梁によって、天井と軒桁との間に生まれるスリットは、日中は柔らかい自然光を室内に取り込み、さらに夕刻からは屋根を軽やかに浮かせる灯りとなる。