久米窪田の家

2009.12

天井を造らず高さを抑えた木組み 木組みを隠さない ~ 高さを抑え、天井は張らない
全ての床組みと小屋組みを表した、天井裏を造らない木造建築である。したがって、2階の床に張られた下地合板がそのまま、1階の天井となっている。
階高、軒高を抑えながらも、内部の建具を梁や桁下まで大きく取ったり、桁と登り梁・陸梁の渡り部分にスリット開口を造るなど、壁や天井と構造材との間にはっきりとした領域をもたす事で、モダンながらも住み手が木の家によって安全に守られている事を、より意識できるものと考えている。