古川ボックス

2005.04

小さく造って大きく住む 高品質、高性能で快適な住まいを目指して造られたローコストの箱型住居です。
工事費1,600万円で床暖房や全室冷暖房さらに、椅子と使われていた箪笥以外の家具はすべて製作家具として、工事費に含まれています。
凹凸のないシンプルな平面と外観形状、さらに汎用性の高い建築材料と規格の製品を使いながら、間仕切りをできる限り省き、製作家具によってそれぞれの空間がやわらかくしきられた住宅です。
吹抜けを介してつながる内部は、ワンルーム的な雰囲気の中で家族が何処にいても、その気配が常に感じられるよう、家族の絆を大切にする生活をサポートできる住まいづくりを考えました。
建物の床面積が28坪とは思えないような、広がりのある豊かな空間となっています。

えひめ住まいと暮らしの年鑑 2006(エスピーシー出版)に掲載